もう1つの見方

2005年4月7日
 葡萄の美酒夜光の杯
 飲まんと欲すれば琵琶馬上にて奏す
 酔うて砂上に伏すとも君笑うことなかれ
 古来聖戦幾人か帰る

 中学の教科書にも、高校の教科書にも載っていた有名な漢文です。
 これの最後の一文の意味は反対の意味の暗喩で、『過去に戦いから生きて帰った人がどれだけいるのか(いや、いない)』という意味になり、悲しい詩であると教えられています。

 ただ、私思うのですけど、これって生きて帰った人の喜びを表す詩だという解釈はできないのでしょうか?
 生きて帰ることなどできないと諦めていた人間が、生きて帰ることができた喜びの宴をしている場面であり、酔って砂上に伏したとしても全てが喜びに満ち溢れている詩だと解釈することはなぜ間違いなのでしょう…

 まあ、高校の時に聞いておけば良かったなぁと、過去を思い返して後悔した1日でした。

○後日談○
 聖戦じゃなくて征戦だった模様…。
 ありがとうWattさん☆

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