嫌悪と羨望

　仕事から帰ってきて何気なくテレビを付けてしまうテレビっ子な自分。
　2交代制の仕事なんで連続ものの番組は内容がチンプンカンプンですが、それでも見てしまうのが嗚呼テレビっ子…。

　んで、今回たまたま見つけた洋画の番組。
　なんていうか、最悪の内容ですね…

　友人の妻を寝取る麻薬中毒の主人公。
　主人公を拒みつつも繰り返される情事。
　流されるように快楽の虜になっていく妻。
　妻の秘め事に感づいていく夫。
　そして妻は主人公を拒絶し夫婦で出かけることに。
　そこに現れる主人公。
　そして事故死する夫。
　主人公と一緒にいる時に麻薬代の取立屋に射殺される妻。
　全てを失って嘆く主人公…で終了。

　なんじゃこの洋画は？？
　やったら逢瀬のシーンが出てきて、全然感動するところがなかった…です。

　主人公の行動に嫌悪感をいっぱい抱いたのに、ちょっとだけ羨望の目で見ていた自分もいます。
　初恋の人…掛け値なしで愛した人を抱くことができなかった自分がフィードバックしてきました…
　その行為が愛することで…求められていることに気がつけなくて…ただ恥ずかしくて…いっぱい傷つけて、終わった初恋。

　自分の姿が洋画の中の夫に重なって見えて…
　もし過去に戻れるのなら、私は嫌悪して止まらない洋画の主人公のようになりたいなって、そう思ったりしたりもしました。

　嫌悪と理想がごちゃ混ぜで…なんか泣きました。
　まだ初恋を捨てられてないんだなって思った27の初夏。

　あ〜。がんばって新しい恋するべさ♪